医療機関で早期発見|がんから甲状腺の病気

椎間板の働きと腰痛

薬と女性

椎間板とは背骨の椎骨の椎体の間にある繊維でできたクッションのようなものです。椎間板があることで骨と骨とが当たることなく背骨を曲げたり伸ばしたり、スムーズに動かすことができます。この椎間板が変形を起こして中にある髄核の部分が飛びでてしまい神経を圧迫するのが椎間板ヘルニアです。特に腰部に起こるものを腰椎椎間板ヘルニアといいます。多くの場合は第4腰椎と第5腰椎の間か、第5腰椎と第1仙椎の間で起きます。ここは特に体の荷重がかかりやすい上に、動きの大きいところでもあります。腰椎椎間板ヘルニアの予防には日頃の姿勢が大切です。前かがみ中腰の姿勢は特に腰への荷重が大きくなりますので気をつけましょう。座った姿勢も腰への負担が大きくなります、なるべく長時間の座位は避け、歩いたりストレッチをしたりして腰の負担を減らしましょう。

腰椎椎間板ヘルニアの場合、下肢の麻痺や直腸膀胱障害など緊急の症状がなければ手術はせず、保存的治療が優先されます。コルセットで支えて腰痛を和らげたり、鎮痛剤を使用したりして急性期の痛みを抑え、慢性期には腹筋を強化して腰を支えられるようにします。腰痛が強く辛い場合にはブロック注射による治療をすることもあります。それでも痛みが引かなかったり、緊急の場合には手術してヘルニアを起こしている部分を切除する事もできます。しかし、腰椎椎間板ヘルニアを治療するのに手術で治療した場合と、保存的治療のみした場合の成績を比べると、1年後は手術した方が良好ですが、4年後にはどちらにも差がない、というデーターもあります。近年、飛び出した髄核の部分を体の中にあるマクロファージが食べてくれるので、手術しなくても次第にヘルニアが小さくなる事がわかってきました。医師とよく相談して自分に合った治療法を見つけましょう。

Copyright© 2017 医療機関で早期発見|がんから甲状腺の病気 All Rights Reserved.